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玉冠(付簪)

 玉冠は皮弁冠(ひべんかん)や玉御冠(タマンチャーブイ)とも呼ばれ、冊封(国王の即位儀礼)や正月儀式など国の重要な儀式の際に、中国皇帝から贈られた衣装とともに国王の正装として用いられた。  表面には黒縮緬が貼られ、さらにその上に金糸の帯が12筋縫われ、各金筋には24個ずつ金、銀、珊瑚、水晶、琥珀、瑪瑙、軟玉の7種類の玉が合計288個、金鋲でとめられている。金簪には王権の象徴である龍の文様が表されている。

項目 内容
資料名 玉冠(付簪)
資料コード 05000001
指定区分 国宝
資料名ヨミ ぎょくかん(つきかんざし)
資料形態(工芸品) 染織
サイズ 高18.4 長径21.8 短径14.6 簪長31.8
制作年代 18~19世紀
点数 1