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首里市跡(シュリマチアト)
歴史
琉球王国時代から明治期にかけての首里の市場跡。大市(ウフマチ)ともいう。
この一帯は首里地域最大の市場であったため、地名も市場の側(そば)を表す「町端(まちばた)」という。肉・魚・野菜などの生鮮品や古着、壷(つぼ)などの日常品のほか、近郊地域からも品物が持ち込まれて販売された。
遅くまで賑わいを見せ、「町端の二度夕飯(ニドユーバン)」(売れ残りを料理すること)という言葉も伝わっている。明治期以降、玉陵(タマウドゥン)付近に市場(真和志(マージマチ))が移ったため、1920年(大正9)に、町端の地名は、龍潭(りゅうたん)にちなみ「池端(いけはた)」と改称された。
項目 | 内容 |
---|---|
所在 |
那覇市首里池端町地内
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場所 | 旧首里 |
備考 |
2007年(平成19)2月設置。平成18年度世界遺産周辺整備事業。県道29号線「池端」交差点近く。
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